「シャンプーをするたび、手に絡まる大量の髪の毛にゾッとする……」
「おでこの生え際が薄くなって、鏡を見るのが怖い」
産後、多くのママが直面する悩みのひとつが「抜け毛」です。排水溝に溜まる髪を見て、「このままハゲてしまうのでは?」と不安になる方も少なくありません。
でも大丈夫です。これは「分娩後脱毛症」といって、ホルモンバランスの変化による一時的な生理現象。必ず終わりは来ます。
今回は、産後の抜け毛がいつまで続くのかという目安と、現役美容師さんの意見を参考にした「薄毛をカバーしておしゃれに見せる髪型・アレンジ術」をご紹介します。
なぜこんなに抜けるの?産後の抜け毛の原因と期間
原因は「女性ホルモン」の急降下
妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増え、髪の毛の成長期が長くなります。本来なら抜けるはずだった髪が、抜けずに留まっている状態です。
しかし出産を終えると、ホルモンバランスは一気に妊娠前の状態に戻ります。すると、今まで留まっていた髪が一斉に「休止期」に入り、ごっそりと抜け落ちてしまうのです。
いつから始まって、いつ終わる?
個人差はありますが、一般的な目安は以下の通りです。
• 開始時期: 産後2〜3ヶ月頃から気になり始める方が多いです。
• ピーク時期: 産後4〜6ヶ月頃。この時期は「洗うたびにホラー映画のよう」と感じるママも。
• 落ち着く時期: 産後6ヶ月〜1年頃には抜け毛が減り、新しい髪が生えてきます。
多くの場合は産後1年〜1年半ほどで元のボリュームに戻ります。「一生このまま」ではないので、まずは安心してくださいね。
美容師直伝!抜け毛をカバーする魔法のヘアテクニック
髪が戻るまでの期間、ただ悩んで過ごすのは辛いですよね。美容師さんが提案する、薄毛を目立たせずにおしゃれに見せるテクニックを4つご紹介します。
01. 分け目を「ジグザグ」に変える
パックリ割れた直線的な分け目は、地肌を目立たせてしまいます。
コームの柄などを使って、分け目をジグザグにとってみましょう。これだけで根元がふんわり立ち上がり、地肌が見えにくくなります。いつもと違う場所で分けるだけでもボリュームが出やすくなりますよ。
02. 「厚めバング(前髪)」または「かき上げヘア」
生え際の薄さが気になる場合は、奥の方から髪を持ってきて厚めの前髪を作るのが効果的。
逆に前髪が長い方は、根元をドライヤーで立ち上げたかき上げヘアにすると、顔まわりの薄さをカバーしつつ、大人っぽい雰囲気を作れます。
03. 思い切って「ショート」や「ボブ」に
ロングヘアは髪の重みでトップがぺたんとなりがちです。思い切って肩上のボブやショートヘアにすると、髪全体の重さがなくなり、自然なボリュームが出やすくなります。
シャンプーやドライヤーの時短にもなり、忙しい産後ママには一石二鳥のスタイルです。
04. ヘアアクセサリーを味方につける
「セットする時間もない!」という時は、小物に頼りましょう。
• 太めのカチューシャ・ターバン: 生え際の薄い部分を隠しつつ、おしゃれなアクセントになります。
• 帽子: お散歩の時はキャップやバケットハットをかぶれば、紫外線対策と抜け毛隠しが同時に叶います。
生え始めの「ツンツン毛(アホ毛)」はどうする?
抜け毛が落ち着くと、次は短い新しい髪(いわゆるアホ毛)がツンツンと立ってきて気になる時期がやってきます。
そんな時は、「マスカラタイプのスタイリング剤」が必須アイテム!
ポーチに入れておき、気になった時にサッとひと塗りするだけで、短い毛を周りの髪になじませることができます。ドラッグストアで1,000円前後で購入できるので、一本持っておくと重宝します。
まとめ

今は髪の休憩期間。アレンジを楽しんで乗り切ろう
産後の抜け毛は、ママが命がけで出産を乗り越えた証でもあります。「髪が抜けるのは、体が正常に戻ろうとしているサイン」と捉え、あまりストレスを溜めないことが大切です。
バランスの良い食事と睡眠を心がけつつ、今しかできないヘアアレンジや帽子のおしゃれを楽しんで、髪が戻ってくるのを気長に待ちましょう。
